はじめに ~勝負に出たい時に訪れたい神社~

みなさん、こんにちは!
今回は、兵庫県西宮市にある「廣田神社(ひろたじんじゃ)」をご紹介します。
じつは最近、自分でもある決断をしようとしていたタイミングで
前に知人から「勝負の神様がいる神社だよ」と教えてもらった廣田神社のことをふと思い出しました。
「力をもらえる神社に行ってみたい!」
そんな気持ちで、春の日差しのなか足を運んできました。
訪れた日は、ちょうど桜とつつじが咲き誇る春の季節。 花々の彩りと白い鳥居がとても印象的でした。
神社の由緒 ~1800年の歴史を誇る西宮の古社~
廣田神社は、今からおよそ1800年前、神功皇后(じんぐうこうごう)によって創建されたと伝わる兵庫県第一の古社です。
日本書紀にも記述がある、延喜式(えんぎしき)という平安時代の神社リストに記された“式内社”のひとつとして、長い歴史と格式を誇ります。
ご祭神は、“あの”天照大神(あまてらすおおみかみ)—太陽と命の力をつかさどり、
日本の神々の中心に立つ圧倒的な存在。その荒御魂(あらみたま)が、この地に祀られています。
この荒御魂は、静かに照らす光ではなく、
闇を突き破り道を切り開くような、鋭くもあたたかいエネルギーそのもの。
廣田神社は、そんな天照大神の“動の魂”を深く祀る、全国でも稀有な特別な神社なのです。
ご祭神とご利益 ~“勝運”を呼び込むエネルギー~

天照大神の荒御魂は、行動力・突破力・決断力の象徴。 そのため廣田神社では、特に以下のようなご利益があるとされています:
- 勝運・開運
- 厄除け・無病息災
- 芸能上達
- 仕事・人生の転機での後押し
境内の見どころ
◻️白く輝く大鳥居 〜清らかさと気高さ〜

境内に入ってまず目を引くのが、真っ白な大鳥居です。 多くの神社で見られる朱色とは違い、廣田神社の鳥居は白一色で統一された凛とした姿。
この色には「清浄」「潔白」「神聖」といった意味が込められており、 まさに「覚悟を持ってこの場所に来る人」を静かに迎え入れるような雰囲気があります。
鳥居の下に立って見上げると、空の青と鳥居の白がくっきりと映えて、 どこか心が洗われるような気持ちになります。
◻️手水舎で心を整える 〜水の音に導かれて〜

参道の途中、左手にある**手水舎(ちょうずや)**は、石造りの落ち着いた雰囲気。 近づいてみると、手をかざすと水が流れるセンサー式の設備になっていて、少し驚きました。
「神社もこうして時代とともに変わっていくんだな」— そんなふうに感じながら、そっと手を清めると、心のざわめきも少しずつ静かになっていきました。
伝統と現代が同居する手水舎。 それもまた、廣田神社らしさのひとつかもしれません。
◻️本殿の前で手を合わせる 〜祈りが息づく神聖な空間〜

手水舎の先に進むと、いよいよ拝殿と本殿が見えてきます。 木のぬくもりを活かした落ち着いた造りで、どこか「質実剛健」という言葉が似合うたたずまいです。
この日はちょうど、神職の方によるご祈祷と儀式が行われていて、 澄んだ祝詞の声が静かに境内に響いていました。
祈りの空気に包まれながら、私もそっと手を合わせてみました。 どことなく心の中にあった迷いが少しだけ軽くなった気がして—
「大丈夫!」 そんなふうに神様がそっと背中を押してくれたような気がしました!
お願いごとを聞いてもらったというより、 “必要な力を少し貸してもらえた”、そんな感覚。 この感覚が、きっとこの神社の魅力そのものなのかもしれません。
◻️春を彩る境内公園 〜桜の参道とつつじの花園〜


春の廣田神社は、入口から参道にかけて桜が咲き誇る景色がまず目を楽しませてくれます。 花のトンネルのように続く桜並木は、神社へ向かう心を自然と整えてくれるような優しさに満ちていました。
そして境内に隣接して広田山公園があり、 そこでは色とりどりのつつじが一面に咲き揃い、春の彩りを添えてくれてました。
参拝のあとに少し腰をおろして、花を眺めながら一息つく時間もまた心地よく、 この神社が地域に根づいた「日常の中の特別な場所」であることを実感しました。
まとめ ~そっと背中を押してくれる神社~
今回訪れた廣田神社は、 「お願いを叶えてもらう」というよりも、 “自分の中にある覚悟や勇気を思い出させてくれる”、そんな場所でした。
正殿の前に立ち春の花に囲まれながら手を合わせていたあの時間— それはきっと、神様がそっと力を貸してくれた瞬間だったのかなと思います。
今、なにかに挑戦しようとしている人、 迷いの中で立ち止まっている人、 そっと一歩を踏み出したいと思っている人—
そんな方に、ぜひ訪れてみてほしい神社です。
おわりに

今回の参拝を通して、 「神様にお願いをすること」って、 「自分の気持ちを整えること」なんだと、改めて感じました。
お願いをしたい、何かを変えたい— そんな想いで訪れた神社で、 気づけば「自分の中にある覚悟の芽」を感じることができた気がします。
そしてもう一つ、大切だと思ったのは、 「祈ったあと、自分でも一歩踏み出すこと」。
ただ祈るだけでなく、 神様からそっと力を借りて、その後どう動くかがとても大事ですよね。 自分の意志で進み出すこと— そこにこそ、願いが叶うきっかけがあるのだと思います。
今回は春に訪れましたが、また季節を変えて、ゆっくりと訪れてみたい場所です。 夏の青葉も、秋の紅葉も、冬の静けさも、 この場所にはそれぞれの“力”が宿っている気がします。
皆さまも、西宮に足を運ぶ機会があれば、 ぜひこの“勝負の神様” 廣田神社にも立ち寄ってみてくださいね。 とてもおすすめの神社です。
アクセス情報 ~行きやすさも魅力のひとつ~
廣田神社は、西宮市の閑静な住宅街にありながら、電車でも車でもアクセスしやすい立地です。
🚶♀️ 電車でのアクセス:阪急電車「夙川駅」または「苦楽園口駅」から徒歩約20分
🚗 車でのアクセス:専用駐車場あり(台数に余裕あり)
🚌 バスでのアクセス:「廣田神社前」バス停で下車すれば、神社はすぐ目の前です。
- 阪急電車をご利用の方:
阪急「西宮北口駅」南口から、**阪急バス(甲東園行き)**に乗車 →「廣田神社前」下車 - 阪神電車をご利用の方:
阪神「西宮駅」北口から、**阪神バス(山手東まわり)**に乗車 →「廣田神社前」下車
バスや徒歩でものんびり訪れることができるので、 お散歩がてら参拝するのもおすすめです。
神社周辺は道も整備されていて平坦なので、 小さなお子さん連れやご年配の方でも安心して歩ける環境でした。
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