JAL737-800 クラスJ搭乗記【那覇⇔石垣島】沖縄路線限定の“うちなー仕様”座席レビュー

座席レビュー

うちなー仕様の機体が迎えてくれる

沖縄の離島間を結ぶJALと日本トランスオーシャン航空のBoeing737-800(B738)は、短いフライトでもしっかりと快適さを感じられる機材です。沖縄路線限定のうちなー(沖縄の言葉で沖縄のこと)仕様が随所に取り入れられていて、座席に座る前から特別な雰囲気があります。黒いレザーシートと琉球柄のヘッドレストカバーは、この地域を飛ぶB737-800ならではのデザインで、離島路線の魅力をさらに引き立てます。

今回の沖縄旅行では、往復ともにJALのクラスJを利用しました。その中でも特に印象に残ったのが、9月中旬に搭乗した那覇から石垣島へ向かう便です。南国の島へ向かう機内は明るく、これから始まる旅を予感させるような空気が流れていました。

那覇空港ではバスで移動しての搭乗!地上移動はワクワク感があります

那覇空港で待っていたのは、機体側面にうちなーの翼と描かれた特別仕様のB737-800です。赤いロゴが南国の空に映えていて、石垣へ向かう旅の始まりを象徴するような存在でした。沖縄ならではの機体でフライトできるのは、この路線の魅力の一つです。

クラスJの最大の魅力は“座席の広さと快適さ”

革張りのしっかりとしたシート

JALのクラスJは、基本的に提供されるサービスはエコノミークラスと同じです。このため、クラスJの価値はシートそのものの快適さにあります。

レザーシートの座り心地

クラスJの黒いレザーシートは厚みがあり、座ると体をふんわり受け止めてくれます。腰から背中にかけてのフィット感が高く、短距離でも姿勢が安定します。琉球柄のヘッドレストカバーが加わることで、沖縄らしさも自然に感じられました。

足元スペースの広さ

前の座席との間がしっかりとあって圧迫感が少ないシート配置

普通席より明らかに広い足元スペースは、クラスJ最大のメリットです。ひざの前にしっかり余裕が生まれ、短時間のフライトでも圧迫感がありません。ゆったりと座れることで、移動そのものが快適な時間になります。

シート周りの設備

テーブルも広くしっかりとしている
隣の席との間のテーブルでお隣との接触もなくストレスが少ない

テーブルは十分な大きさで安定感があり、座席の横にもテーブルが配置されており、隣の人と腕があたらないのでゆったりと座れて、短いフライトでもストレスもなく使い勝手が良い造りです。天井のLEDライトは淡い青色で機内全体が落ち着いた雰囲気に包まれ、短距離でもリラックスして過ごせます。

離島便ならではの特権 絶景が広がる低高度ルート

窓の外に青い空が広がる
高度が低いためサンゴ礁がきれいに見れる

那覇 石垣便は、搭乗前から南国らしい柔らかい空気が流れています。観光客と地元の方が混じり合い、島へ向かうフライトならではのゆったりとした雰囲気が感じられるのも、この路線の魅力の一つです。

離陸後は短距離路線らしく上昇時間が短く、すぐに沖縄の海が視界に広がります。透明感のあるエメラルドブルーの海が翼の向こうに続き、雲の明るさと相まって南国らしい景色を間近に楽しめます。高度が低い区間が長いため、海の表情が細かく見えるのは離島便ならではの特権です。石垣へ向かう時間があっという間に感じられるほど、美しい風景が続くルートでした。

機内サービスはエコノミーと同じ

人気のコンソメスープをいただきました
沖縄の情報が詰まった機内誌

機内サービスはエコノミークラスと同じでドリンクサービスのみになります。今回はJALで人気のコンソメスープをいただきました。
この温かいスープは、窓の外に広がる沖縄の景色と一緒に味わうと、不思議と「ほっ」と心が落ち着くような優しい味わいで、短いフライトでも満足感を高めてくれます。

また、沖縄の離島便には専用の機内誌が備え付けられており、沖縄の文化や季節の話題が掲載されています。ページをめくっているうちに、あっという間に石垣島へ到着してしまうほど、フライト時間が短く感じられました。

まとめ 那覇 石垣でもクラスJに乗る価値

広々とした座席テーブルはひじ掛けに収納されている

那覇 石垣の短距離路線でも、クラスJは座席の広さとシートの厚みによって移動の快適さが大きく変わります。サービス内容はエコノミーと同じですが、足元にゆとりが生まれることで、短いフライトでもしっかりと体を休めることができます。

那覇を経由して離島へ向かう方が多い路線でもあるため、この区間でクラスJを選んでゆったり過ごせると、石垣島に到着した後の疲れが少なく、旅のスタートがより快適になります。窓の外に広がる沖縄の青い海を眺めながら過ごすひとときは、たとえ短くても心を落ち着かせてくれ、目的地へ向かう気持ちをゆっくり整えてくれました。

短いフライトであっても、座席の広さが旅の質を大きく左右することを実感できる区間でした。移動の合間に少しでも体を休めたい時などにはクラスJを使ってみてはいかがでしょうか。

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