関西では有名な武庫川の渓谷沿いに続く約4.7㎞のJR福知山線の廃線跡は、2016年から自己責任を原則としたハイキングコースとして一般開放されています。
なんとも自己責任って穏やかでなさそうな雰囲気ですが、この廃線コースには6つのトンネルと3つの橋梁があり、当時とほとんど変わらぬ姿で鉄道跡が残っており、特にトンネルは電気もなく真っ暗ですので、懐中電灯を持って行かなければ危険など準備が必要だからです。
しっかりと準備すればもちろんお子さんでも大丈夫です。特に桜や紅葉のシーズンには多くの行楽客でにぎわい、トンネルの中もあちこちで懐中電灯を灯してくれたりと少し安心ですです。但しトイレは途中にはありませんので注意が必要です。
さて、しっかりと懐中電灯や水などを準備をして廃線跡に出発です。今回はJR福知山線の生瀬駅から武田駅に向かって歩きます。生瀬駅を降りると駅構内には廃線跡の地図が置いてありますので、必ず手に入れましょう!
地図を見ながら国道176号線沿いに暫く歩いていくと、右に折れて廃線跡に入っていく標識がありますので、その標識に従って歩いていくと廃線跡の入り口に到着です。
足元を見ると線路の枕木の跡が奥に伸びていくのが分かりますが、入り口は少し整備されておりまだ歩きやすいです。どんどん進んでいくと入り口から進んでいくと渓谷の綺麗な景色が現れます。
渓谷を見ながら進んで行くと線路脇には昔の名残の信号台や線路の枕木など少し古くなった設備などがまだ残っていたりと、まだ鉄道が走っていてもおかしくないような感覚になります。さらに進むと、この廃線跡を訪れる人の一番の目的であるトンネルにたどり着きます。
トンネルは全部で6個あり、長いトンネルでは光も届かず真っ暗闇の中を懐中電灯で歩くという、ちょっとした探検気分を味合うことが出来ます。
トンネルの中本当に真っ暗で、懐中電灯を灯して歩いていても、少し先は暗闇で一人で行くには少し怖いくらいです。でも、まさに探検してる気分になれて大人も子供のようにドキドキ感が味わえます。
今回、トンネルを歩いていると懐中電灯を持たずに歩いている人がおり、暗闇から急に表れてトンネル内であちこちでビックリして悲鳴が上がっていましたので、無灯火で歩くのは止めましょう。
トンネルを何個か過ぎると昔のままの鉄骨か組まれた鉄橋が現れ、足元だけは今は整備されてますが、昔は今にも崩れそうな線路の上を歩いて渡っていたとか。その鉄橋の上からは渓谷が綺麗に見渡たせます。春の桜の季節や秋の紅葉の季節は多くの人が押し寄せるそうです。
廃線跡には綺麗に景色が見渡せれるように展望場所や公園などが整備されており、家族連れで一日楽しむことも出来そうです。
ぶらぶら歩いて約2時間程で廃線跡の終点の武田尾に到着しました。武田尾で新しい福知山線と交差しますので、歩いて戻る必要はなく、帰りは武田尾駅からJRに乗って帰ることが出来ます。
廃線跡の終点には今どきのカフェなどが並んでおり、ちょっと歩き疲れた後にはやはり甘いものが欲しくなり、ソフトクリームを買って食べながら駅に向かって歩いていと、ちょうど食べ終わった頃にJR武田尾駅に到着しました。
この廃線跡は、大阪や神戸からも近く交通の便も良く、家族連れでちょっと非日常的な探検気分も味わえますので、お勧めのハイキングコースだと思います。
ハ家族でどこに行こうかと迷っている方は、是非、廃線跡を訪ねてみてはいかがでしょうか。
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