今回の目的地は日本の最北端!
週末弾丸旅シリーズの今回の目的地は、日本の最北端!稚内・宗谷岬・ノシャップ岬を2泊3で巡る旅になります。
この週末弾丸旅シリーズは、会社がお休みの週末や連休を利用して旅する弾丸旅シリーズです。このシリーズではリーズナブルをモットーにできるだけ公共機関を利用して旅をしますので、皆さまの参考にになれば幸いです。
それでは、早速2泊3日で周った日本最北端の旅を紹介します!
第1日目 稚内に移動 稚内駅見学
金曜日の午後から有休を取得し、飛行機で一路稚内へ!稚内空港に到着したのは午後6時過ぎ、そこからバスに乗り稚内駅に!
稚内駅はかなり近代化された駅で、1階にはお土産物屋を始め食事処などがあり、2階には映画館があり、市民の憩いの場と言った感じです。
稚内駅のホームには日本最北端の標識や日本最南端の「西大山駅」や日本を代表する駅からの距離が書かれた看板があったり、線路の一番端には「日本最北端の駅」の標識があったりと、ここが鉄道の最北端の終着駅の雰囲気を醸し出しています。
でもちょっと意外だったのは、終着駅と言えば線路と列車がたくさん止まっている景色を頭の中にいだいていましたが、なんと!稚内駅は単線でホームが一つだけの日本最北端の駅でした。
稚内駅の外に出てみると、稚内駅前には線路の車輪止めモニュメントがあったりと、稚内に訪れた観光客の写真スポットになってます。昔は稚内駅から更に北の稚内港まで線路が続いていたそうです。
1日目は稚内駅を見学して夜になってしまいましたので、明日に備えて早めに休むことにしました!
第2日目 午前:稚内港北防波堤ドームと宗谷岬
2日目はちょっと早起きして、宗谷岬に行く前に稚内港のシンボルともなっている、北防波堤ドームを見学!北防波堤ドームは稚内駅から歩いて15分ぐらいで行く事が出来ますので、ちょうど散歩コースに良いと思います。
北防波堤ドームは昔にあった稚内港駅と桟橋を結ぶ乗り換え通路として利用できるように、約5年の歳月をかけてアーチ式のドームとして誕生したそうです。稚内と言えば必ずテレビでも紹介されているので、見たことがある方も多いいのではないでしょうか。
当日は雪が降って風が強かったので、長さ約400メートルのドームの中で運動をしたり、散歩をしたりする人がいました。
北防波堤ドームの見学を終えたら、次は一度は訪れてみたいと思っていた、宗谷岬に向けて出発!
宗谷岬行きのバスは稚内駅前から出てますが、バスは1日4往復のみ、しかも実際に観光に利用できるのは、午前9時30分発と午後1時30分発の2本のみ!どちらのバスも1時間程で宗谷岬に到着、折り返しのバスは、宗谷岬を午前11時04分発と午後3時20分発になりますので、宗谷岬でゆっくり堪能したい方は、朝9時30分発のバスを利用し午後3時20分発のバスを利用して下さいね。
今回は9時30分発のバスに乗って、宗谷岬の記念碑を見て回って11時04分発のバスで戻ってきました!
宗谷岬の先端には、北極星の一稜をモチーフにした「日本最北端の地の碑」が建てられていますが、もともとの「日本最北端の地の碑」は今の場所から陸地側50メートルほどの所にあったらしく、埋め立てで少し北側に日本の面積が広がったと、現地にお住いの方から教わりました!
また、天気の良い時にはサハリンまで見ることが出来るそうです。今回は残念ながら見ることが出来なかったので、次回また訪れてみようと思います。
「日本最北端の地の碑」を見た後は、バスが走ってきた道路を挟んで反対側の丘の上にある宗谷岬公園を見学、丘の上まで歩いて10分程で到着!宗谷岬公園には宗谷岬が一望できる「海軍望楼」や最北の灯台「宗谷岬灯台」などがあります。
どちらの施設も建物の中には入れませんので、外からの見学になりちょっと残念ですが、それでも宗谷岬が綺麗に見渡せますので、皆さんもちょっと立ち寄ってみて下さいね。
夏の観光シーズンの宗谷岬は路線バスの他に定期観光バスが走ったりりしますので、訪れるには便利になります。
宗谷岬公園をもうちょっとゆっくり見たかったのですが、バスの時間が迫ってきたので急いでバス停に戻り、バスを待つこと数分で稚内駅行きのバスがやってきました。
わざわざ冬の厳寒の時期に宗谷岬に来る人がいるのかと思いきや、意外に人が多くて、もしバスが来なかったらとか思ってましたが、たくさんの人を見ると安心しながらバスを待つことが出来ました。
参考までですが、大雪になるとバスも運行が停止になるそうですので、天気が悪い時は稚内駅になる宗谷バスの案内所で運行状況を確認するのをお勧めします。
第2日目 午後:ノシャップ岬と旧瀬戸邸
宗谷岬から戻ってきて、稚内駅にあるラーメン屋さんで「稚内ラーメン」を食べて、午後は最初に向かたのは「ノシャップ岬」!稚内に来るまでは「ノサップ岬」が正しい読み方と思っていました。
稚内駅前のバス停からノシャップ岬行きのバスに乗って揺られること約30分程でノシャップバス停に到着です。そこからは海の方向に向かって10分程歩くとノシャップ岬に到着しました!ノシャップ岬行きのバスは宗谷岬行きとは違い市内を回るバスで頻繁に出てます。
ノシャップ岬周辺には奈良公園の鹿みたいに自然のエゾ鹿がウロウロしていて、ノシャップ岬の始め飼われている鹿かと勘違いしてました。
ノシャップ岬の広場にはイルカのモチーフにした時計台やノシャップ岬の標識などがあり、観光に訪れた人が写真を撮って楽しんでました。
ノシャップ岬からは晴れていたら「利尻山」や「礼文島」が見れて、夕暮れ時には幻想的な夕陽が見れるそうですが、今回は残念ながら曇っていて見ることが出来ませんでした。うーん、夏に絶対リベンジ!もう一度来て、絶対に夕陽を見るぞ!
ノシャップ岬の次は、稚内の見どころの一つ「旧瀬戸邸」に向かいます。旧瀬戸邸は、昭和20年代に稚内が漁業の前線基地として栄えていたころに、底曳漁業の親方の「瀬戸常蔵氏」が建てた邸宅になります。
ノシャップ岬から稚内駅にバスで戻り、稚内の商店街を歩いて通り抜けて約15分程で到着!正面には赤煉瓦でできた暖炉の煙突があり、和洋折衷の昭和の良き時代の建物の雰囲気が漂ってました。
早速、中に入ってみると、稚内市の案内係の方が出てこられて、邸宅の中を20分程かけて案内してくれました!邸宅の中には稚内が漁業で栄えていたころの写真や邸宅の大広間で宴会が行われて様子を再現していたりと、当時の生活の様子が展示されてました。
日本の最北端の稚内が昭和の初期には思った以上に栄えて活気に溢れていたのとは、歴史の勉強になりました。
冬の稚内の夕暮れは早く、ごご4時過ぎになると辺りは既に暗くなっており、ホテルへの帰り道に、散歩がてらに夜の北防波堤ドームに立ち寄り見学!夜はドームが街灯に照らされて浮かび上がり幻想的な光景が見れました。
ここで2日目の稚内巡りは終了です。
第3日目 稚内から帰宅の途に
3日目は最終日にして大雪!朝から雪が降り積もっており、雪の稚内駅の写真を写真を撮ったり、駅前の車輪止めのモニュメントで記念写真を写したりしと出発まで楽しめました。
ところが…突然、航空会社からメールで飛行機が空港に降りれない場合は欠航となる旨の連絡!
急いで稚内空港に移動してみると、空港周辺は市内より大雪で滑走路は雪が降るつもり真っ白でまったく見えない状態に!
今回はANAのスーパーバーゲンセールで札幌経由で羽田までの航空券を手配してましたので、札幌行きの飛行機に乗らないと帰れないのですが…小型機で空港に降りられずに札幌に引き返してしまい欠航に…
航空会社から羽田に直接飛ぶ飛行機は大型機で滑走路の除雪に2時間ほど必要だが、空港に降りれる可能性があるとの説明があり、羽田行きに振り替えてもらい空港で待つこと2時間強、飛行機が雪の中を着陸!
最後最後に週末弾丸旅が一日遅れて帰ることになり、会社に怒られるところでしたが、何とか無事に戻れました!
このようなハプニングがある週末弾丸ですが、これからも旅の様子をお伝えしていきたいと思いますので、週末弾丸旅をこれからもよろしくお願いいたします!
このブログが皆さまの旅の計画の参考になれば大変嬉しく思います。
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